仮想通貨への投資を始める時、国内の取引所は安全である代わりに制限が多く、自由な取引ができないことに不満を持つ人もいます。そこで、海外の取引所が気になってくるわけですが…。
トレーダー達に定番として人気のある ByBit（バイビット）には、一体どんな特徴や魅力があるのでしょうか？こちらで徹底的に解説していきます。
目次
ByBit（バイビット）とは？
ByBit（バイビット）の概要
ByBit（バイビット）とは、2018年3月にシンガポールで設立された、仮想通貨（暗号資産）の取引所です。
海外の取引所でありながら、日本語に対応していることもあり、国内のトレーダー達の間でも定番と言えるほどの人気を誇っています。
ByBit（バイビット）の特徴
ByBit（バイビット）の主な特徴としては、レバレッジが最大100倍と高めであること、業界最安と言えるほど手数料が安いこと、ハイスペックな上にサポートが手厚いことなどが挙げられます。
以下の項目で、さらに詳しくメリットやデメリットについて、解説していきます。
ByBit（バイビット）の取扱通貨
バイビットで取り扱われている仮想通貨は、以下の通りです。（2022年1月現在）
- BTC
- XRP
- ETH
- EOS
- USDT
- BNB
- ADA
- DOGE
- DOT
- UNI
- BCH
- LTC
- XEM
- SOL
- LINK
- MATI
- ETC
- FILU
- AAVE
- XTZU
- SUSHI
ByBit（バイビット）のメリット
完全日本語対応でわかりやすい
バイビットは、シンガポールで誕生している仮想通貨の取引所です。海外発の取引所を利用する場合、その国の言語が解らないと利用できないケースも多いのですが、バイビットの場合は完全に日本語対応してくれているので、日本語しかできない日本人であっても、安心して利用することができます。
Amazon や Apple も元々は海外の企業ですが、日本語しかできなくても、問題なく利用できますよね？バイビットも、それと同じだとイメージしてもらえたら良いでしょう。
国内発の取引所を利用するのが最も安全ではありますが、日本国内の取引所はレバレッジなどの面で制限が多かったりもするので、海外の取引所を日本語で利用できるのは、非常に好条件であると言えます。
テンション的にも、海外の取引所を利用していると思うとカッコイイ感じがしますよね！
最大レバレッジが100倍と高め
レバレッジとは、取引の際に掛ける倍率のことです。仮想通貨投資の世界では、倍率を掛けない取引を「現物取引」、倍率を掛ける取引を「FX取引」と呼びます。
このレバレッジが、国内の取引所だと最大でも２倍と、かなり低めに設定されています。これはハイリスクになってしまうことを避けるためなのですが、一攫千金を夢見ているトレーダーにとって、さすがに２倍まででしか取引ができないとなると、どうしても物足りなく感じてしまうわけです。
その点、バイビットであれば、最大レバレッジが100倍と、かなり高めに設定されているんです！
全ての銘柄が100倍まで設定できるのではなく、通貨によって50倍までだったり、25倍までだったりします。
取引量が豊富かつ情報量も多い
バイビットは、世界中の人が利用する取引所であるため、取引量が多く、情報量も多いです。取引量が多いということは、取引の際に、自分の注文が通りやすいということでもあります。流動性が高く、約定力が高いのは、トレーダーにとって非常に重要なポイント。
ちなみに、世界1位の取引量を誇っているのは、最大手のBinance（バイナンス）です。バイビットは、CoinMarketCap のランキングで4位となっていますが、それでも充分な取引量であると言えるでしょう。
スマホのアプリに対応している
バイビットは、スマホのアプリにも対応しているので、PCを使わなくても、出先でくつろぎながらチャートを確認したり、売買を行ったりすることができます。
ダウンロード先は、コチラです。
セキュリティに力を入れている
バイビットでは、安全対策への投資を、今後30%にまで引き上げていくと宣言しています。
多くのプラットフォームが15%以上という水準なので、30%は非常に高い数字であると言えるでしょう。
セキュリティ対策として、バイビットでは、1日3回の出金処理に関しても、全て手動で行っているという特徴があります。
サポート体制に力を入れている
バイビットでは、24時間年中無休でユーザーからの問い合わせに対応するなど、サポート体制に力を入れています。チャットで質問を投げ掛けると、60秒以内に回答があると評判になっています。
仮想通貨の取引所を利用する際には、最初、わからないことだらけでしょうから、こういった手厚いサポートが受けられるのは、非常にありがたいことと言えるでしょう。
キャンペーンやイベントが豪華
バイビットでは、常時キャンペーンやイベントが開催されているのですが、その内容が豪華であると評判になっています。
たとえば、招待コードを使って友達を1人招待すると、その度に10ドル分のビットコインが支給される、あるいはトレードバトルで最大3BTCがもらえる、などなど。
複雑さがなく、わかりやすいプログラムでありながら報酬が良いので、多くの人がバイビットのイベントに注目しています。
手数料が安く報酬までもらえる
バイビットでは、各種手数料が安く設定されています。
しかも、指値注文の取引において、Maker（メイカー）になれば、手数料は-0.025%、つまり、逆に報酬をもらえることになります。メイカー側になって取引することを覚えれば、かなり有利に立ち回れるでしょう。
ByBit（バイビット）のデメリット
取扱通貨の種類がやや少なめ
海外の取引所は、制限が少ない代わりに、取り扱っている通貨の種類が多いという特徴があります。そんな中では、バイビットは取扱通貨の種類が少ない方かもしれません。
ただ、メジャーな通貨は押さえられているので、マイナーなコインに手を出したいという欲求がないのであれば、バイビットでも充分、満足のいく取引が行えるでしょう。
出金できる時間に制限がある
バイビットでは、出金の実行される時間が、1時、9時、17時、1日3回と決まっています。
これは、出金処理を手動審査で行い、セキュリティを高めるためであって、その時間帯以外には、出金されることがありません。タイミングさえ待てば当日中に出金してもらえるわけですが、スピード感を持って出金したい人には、バイビットは向いていないかもしれません。
出金手数料がやや高めである
バイビットの出金手数料がやや高めに設定されているのは、ブロックチェーン上での処理を速めるためであり、これは最適なマイナー手数料であると、公式に発言されています。ただ、手数料を気にする人にとっては、このデメリットは少々痛いかもしれません。
日本円で出金することが不可
バイビットでは、出金を日本円で行うことができません。
そのため仮想通貨で稼いだ金額を日本円で入手するためには、一旦、国内の取引所で口座を作り、そことのやりとりをする必要が出てきます。
仮想通貨投資への超入門所としては適しておらず、上級者がさらなる利益を狙うために利用するような取引所であると捉えてください。
ByBit（バイビット）の評判
ByBit（バイビット）の良い口コミ
海外の取引所ということで不安もありましたが、すべて日本語対応となっているため少し拍子抜けでした。出金手続きに時間がかかる点をデメリットと見ている人の口コミもありますが、頻繁な出金をするつもりはないので気にしていません。低いレバレッジから始めていますが徐々に高めてみたいと思っています。高値で売れるのを楽しみにしています。
他の取引所も調べてみましたが、国外の取引所でも安心できると思ってBybitに決めました。取引を始める前は不安でしたがBybitでよかったと感じています。今では毎日チャートを見るのが楽しみになりました。スマホアプリでチャートをこまめにチェックしています。自分が大儲けするとは思いませんが、損が出にくい仕組みは安心感が持てます。まさにローリスクハイリターンの取引所です。
ログインだけで、0.5USDT（50シャムロックと言ってます）もらえるし、トレードで課題をクリアしていくとそれなりにUSDTもらえます。面白い企画してますね。
Bybitは追証がなく、相互保険が購入できる点でメリットを感じました。自分が知らないうちに相場が急変して損失が拡大するのを防いでくれると期待しています。
スマホアプリについては他の取引所のアプリはよくわかりませんが、日本語対応で非常に使いやすいと思います。チャートなども見やすく売買時の操作性も問題ありません。
ByBit（バイビット）の悪い口コミ
取引所を選ぶならやはり国内が安心ですね。ハイレバレッジは魅力的ですが、同時にリスクも大きくなるという理屈を、おしゃれでハイセンスな取引画面で忘れてしまいそうです。冷静な取引ができない人は大損してしまうでしょう。
バイビットは、完全に日本語対応しているし、とても使いやすいですが、取り扱い通貨の種類がまだ少ないのはネックです。バイナンスと比較しても劣っているところと言えば銘柄の少なさ。今後、草コインやマイナーコインにも対応してもらったら、ユーザーも増えるかと思います。
ByBit（バイビット）の使い方
ByBit（バイビット）で口座開設する方法
バイビットの口座開設は、簡単に行うことができます。
口座開設の手順
- メールアドレスを登録する。
- パスワードを設定する。
- メールアドレス宛に届いた6桁の認証コードを入力する。
口座開設が完了したら、取引を開始する前に必ず、二段階認証の手続きを行いましょう。
ByBit（バイビット）で本人確認をする方法
バイビットの場合、口座を開設するだけであれば、本人確認の手続きを行う必要がありません。しかし、2021年7月以降は、任意で本人確認＝「KYC」のシステムを導入しています。
KYCの手続きを行うと、出金額が大幅に増える、NFTをもらうためのポイントが付与される、などのメリットがあります。
必要となる書類は、KYCレベル1であれば、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、のいずれかと、本人の顔写真。KYCレベル2の場合には、公共料金の請求書など、住民証明書類を提出する必要があります。撮影はスマホで問題ありません。
ByBit（バイビット）で入金する方法
バイビットに入金するためには、以下のいずれかの方法で行います。
- 国内の取引所から送金をする
- クレジットカードで決済する
送金による入金処理を行うためには、国内の取引所にあらかじめ登録をしておく必要があります。バイビットを利用したいがために、わざわざ国内の取引所で口座開設の手続きを行うとなると敷居が高いので、既に国内の取引所を利用してトレードを行っている人が、バイビットを並行して利用しようと考えるのが一般的です。
クレジットカードであれば、バイビットに直接日本円を入金できるので手っ取り早いですが、外部の指定サービスプロバイダーを利用する必要があり、その際には手数料が掛かってきます。
上記2通りの、どちらの方法が良いかを検討しましょう。
ByBit（バイビット）で出金する方法
バイビットでは、日本円による出金ができません。
国内の取引所のように、銀行口座を指定しておけば、そこに振り込んでもらえるといったようなことはありませんので、注意が必要です。
また、出金処理も即時ではなく、1日3回と決まっており、ウォレットへの反映は1〜2時間後となります。
出金時刻は、日本時間で午前1時、午前9時、午後5時となっています。
たとえば、午前9時半頃に出金のリクエストをした場合、午後5時の手続きとなり、さらにそこから処理に2時間近く掛かるので、結果として出金が反映されるのは、夜の7時頃となります。
出金の手順は、以下の通りです。
出金の手順
- メニュー内の「個人資産」をクリック。
- 合計資産の「ウォレットアドレス管理」をクリック。
- 追加ボタンでウインドウを開き、送金先のアドレスを入力する。
ByBit（バイビット）の手数料は？
バイビットで掛かる手数料の一覧は以下の通りです。
| 入金手数料 | 無料 | |
| 出金手数料 | ビットコイン | 0.0005BTC（2,500円程度） |
| イーサリアム | 0.01ETH（1,500円程度） | |
| イオス | 0.1EOS（40円程度） | |
| リップル | 0.25XRP（1円程度） | |
| USDT | 2USDT（200円程度） | |
| 取引手数料 | メイカー | -0.25% |
| テイカー | 0.75% |
注目すべきは、出金手数料が通貨によって違う点でしょう。1円しか掛からないものもあれば、2,000円以上掛かるものもあるので、事前によく確認してください。
また、取引手数料は、メイカー側になればマイナス、つまり逆に報酬を受け取れることになります。
メイカーとは、指値注文で取引板に価格を提示する側のことです。新たな売買の流れを生むことになるので、取引所にとってメイカーの存在はありがたいわけです。だからこそ、流動性を確保するためにも、メイカーになると利益が出るような仕組みを構築しているのです。
ByBit（バイビット）でよくある質問
ByBit（バイビット）のローンチパッドとは？
ローンチパッドとは、画期的なブロックチェーンプロジェクトの新トークンを獲得できるプラットフォームのことです。特定の通貨やトークンを一定期間保有することで、新しい通貨やトークンを購入するための権利が貰えるのです。
新しいトークンを獲得するには、コミット期間中にバイビットのローンチパッドから「今すぐコミット」ボタンをクリックし、コミットしたいビットコインの数量を入力します。
ローンチパッドでトークンを購入した場合、うまくいけば購入金額の100倍以上まで、価値が跳ね上がったりします。余裕があったら、ローンチパッドでの投資も検討してみると良いでしょう。
ByBit（バイビット）のローンチプールとは？
ローンチプールとは、特定の通貨やトークンを一定期間預ければ、無料で新しい仮想通貨が貰える仕組みを指します。実質的にはステーキングと同じような仕組みです。
ローンチパッドと、ローンチプールは、似ているので混同しやすいのですが、２つのサービスには内容に差がありますので、事前によく理解しておく必要があります。
ByBit（バイビット）と青汁王子の関係は？
バイビットは、YouTuberとしても有名な、青汁王子こと三崎優太氏が注目している取引所として知られています。
同じく有名YouTuberであるヒカル氏の誕生日プレゼントに、400万円相当の1ビットコインをプレゼントしており、話題となりました。その動画内で紹介しているのが、バイビットなのです。
ByBit（バイビット）の元祖騎士の関係は？
元祖騎士とは、メタバースの世界で展開されるブロックチェーンシステムを利用したオンラインゲームです。
2021年12月2日に開発が発表されたのですが、この元素騎士と提携しているのがバイビットなのです。今後、様々な企業や団体も参入していくと予想されており、大いなる盛り上がりを見せる可能性があります。
ByBit（バイビット）の紹介コードって何？
バイビットでは、友達などから、5桁の数字で構成された紹介コードをもらうことにより、入会時にボーナス特典をもらうことができます。
この紹介コードは、ネット上でも見つけることができるのですが、一度入力してしまうと、二度と入力し直すことができなくなってしまうので、特典内容など慎重に吟味してください。
ByBit（バイビット）は金融庁から警告を受けている？
国内の取引所を利用する際、金融庁からの認可を受けているのかどうかは、大きな判断材料の１つになるでしょう。
その点でいくと、バイビットは日本の金融庁から認可どころか、警告を受けている経緯があるので、これは見過ごせないかもしれません。金融庁に無登録のまま日本市場で営業を行っているとして、2021年5月に警告を出されているのです。
利用をしているからといって違法にはなりませんが、かつて、仮想通貨大手のBitMEX（ビットメックス）が、金融庁からの圧力を受け、日本市場から撤退しているという話が出ているので、バイビットも同じ経過を辿る可能性があります。
まとめ
- バイビットは、海外の取引所でありながら日本語に完全対応しているので使いやすい。
- レバレッジが最大100倍と、うまくいけば少額からでも一攫千金を狙うことができる。
- 日本円では入出金の手続きができないので、国内取引所と併せて利用することになる。
- イベントやキャンペーンの内容が超豪華なので、投資そのものを楽しむことができる。
- セキュリティやサポート体制に力を入れているので、安心して利用することができる。
- 金融庁からの警告を受けており、日本から撤退してしまう可能性があるかもしれない。
