仮想通貨を始める前に知りたかった「考え方」と「稼ぐ5つの手法」

仮想通貨を始めた当初は「失敗した!」と感じる場面が多々あります。
経験して覚えると言えば聞こえは良いのですが、誰もができれば失敗したくはないでしょう。
これから始める方が少しでも失敗を減らせるように、筆者が実感した経験を記載します。

始める前に知っておきたかった仮想通貨の基本的な考え方

ビットコインの値動きが重要

大前提として知っておきたかったのが、ほとんどの主要コインがビットコインと連動するという点です。
ビットコインが上がれば、仮想通貨全体のコインも値上がりします。
ビットコインが下がれば、仮想通貨全体のコインも値下がりします。
例外もあるでしょう?と思いますが、ほとんど無いと思っていた方が良いレベルです。
例えば時価総額上位のコイン300種の中に例外があるのは10種あれば良いと思ってください。(ステーブルコインや上場したてのコインは除外した考えです)
仮想通貨市場の地合いが悪ければ、ほぼすべてのコインが価格を下げていきます。

仮想通貨は成長産業

もう一つ大前提として、仮想通貨を始めた人のほとんどが「これから伸びていく産業である」と思っているということです。
20~30年前のインターネットが使われ始めた時は、一部の利用者がいるマニアックな分野という印象の方がほとんどだったでしょう。
それが今ではスマートフォンの登場により、老若男女問わず誰もが利用するサービスとなりました。
ブロックチェーンの技術に関しても、これと同じ現象が起こると考えている人は多いと思われます。

今現在の仮想通貨界隈は、インターネット創世記にとても似ているのです。
現在インターネットの世界でGAFAが覇権を握っているのと同じように、
今後10年20年と経過する中で、ブロックチェーンの世界で誰が覇権を取るのか注目されています。

だからこそガチホという考えも出てきます。ガチホとは「ガチホールド」の略で「長期間、仮想通貨を保有すること」です。
ビットコインがいずれ1BTCあたり1億円になる、イーサリアムが10年で1000万円になるなど予想している人がいるからです。

成長産業に乗り込むことは非常に重要です。
100の力で1000や2000になれる時流があります。
逆に衰退産業へ乗り込むと、100の力を出しても十分な成果を上げるのは難しいでしょう。

しかしどれだけ素晴らしい種類の仮想通貨を選んだとしても、必ず上がったり下がったりの波を繰り返して成長していきます。
もの凄く暴騰した時や暴落したときに、このことを思い出して冷静になってください。
商売の基本は安く買って、高く売るです。

仮想通貨の稼ぎ方を学ぶ5つの手法

仮想通貨の稼ぎ方は主に5つに分類することができます。

1. 地合いを見て安いと思える価格で購入し、数カ月~数年で結果を出す

安いと思う価格は人それぞれでしょう。
プロでも底の判断は難しいですし、それと同じく天井の判断も難しいです。

ではどうするのか?というと、分割して購入していく方法が無難です。一定のラインに達したら買う。

下記はビットコインの1年間のチャートです。
最近の動向であればこのように買いが発生します。



560、540、400のタイミングで一定金額の購入を行っていれば、
平均取得単価は1BTC辺り500万円となっています。
今後価格が上がり800万付近で売れば1.6倍になったことになります。
上がる際もどこが天井か判断が難しいので、何回かに分けて売るのが好ましいでしょう。

このやり方は必ず右肩上がりで成長すると確信していないと実行するのが難しいと思います。
だからみんなファンダと呼ばれる材料を探すことに余念がないのです。
この通貨は絶対に世の中に普及していくんだ!と思い込むことで、下落局面を冷静に買いのチャンスだと捉えることができます。

2. 期待の銘柄を上場直後で買う

青汁王子こと三崎優太さんが、エバードームを上場直後に購入して数日で3億円稼いだ話は有名です。

https://youtu.be/yiVwddiHY98


上場直後であれば誰でも購入できるので、お金をある程度用意できるプラス、本当に良いと思う銘柄であれば、一番良い買い方だと思います。

ただ自分が想定したよりも買われなかったりすると、高値掴みの可能性も出てくるので注意が必要です。
上場直後に一瞬凄く上昇したけど、その後は下がっていくだけという銘柄は沢山ありますし、
審査の厳しい有名取引所でもそのような銘柄は沢山あります。
そのため銘柄を分析する力が問われます。

3. エアドロやICO、IEOなどプライベートトークンセールを狙う

エアドロICOIEOなどプライベートトークンセールは、タスクをこなしたり、ステーキングをしたりすることでゲットできるものがほとんどです。
特にタスクをこなす系は、資金が少額でも挑戦することができます。
しかしエアドロやトークンセールは、銘柄が注目されているほど当選確率が低くなり、なかなかゲットできないのが現状です。
そしてエアドロはゲットできても少額であったり、ICO、IEOなどプライベートトークンセールの場合は、
大抵500ドル(日本円で59,000円)くらいしか買えないのがほとんどです。
しかしその少額が何十倍、何百倍になったりする場合があるので夢があります。

エアドロやICO、IEOの時点で価格が上がるかどうかはほとんど分かりません。
しかしこの方法は少額資金で始める人にとってはチャンスと言えます。手間はかかりますが懸賞と同じで数多く参加していれば、いずれ当たります。
資金は無いけど手間なら掛けられるという人は、参加できるものに全部参加していくと良いでしょう。

4. スキャルピングのように仮想通貨の売買を行う

スキャルピング1日に何百回と取引を行い、利ザヤを稼ぐ取引方法です。
1日に何百回と取引を行うため、一瞬一瞬で判断を行い売買を行います。

日本の仮想通貨取引所には、指値注文を行うと報酬を貰える所があります。
そのため手数料を気にすることなく、売買を実行できるのです。
これは何気に凄いことなのですが、なぜかあまり注目されていません。
仮想通貨はボラリティも大きいですし、手数料もかからないとくれば一気に注目されそうなものですが、やはり税金がネックになっているのでしょう。
FXであれば一律20.315%の分離課税で済みます。
しかしそれでもいまの仮想通貨の状況で、スキャルピングのような手法をするのは悪くないと思っています。
いまのビットコインはファンダで動くことも多いですし、下がり始めると凄い下がるし、上がり始めると凄い上がります。
これはスキャルピングをやるのに適した状況だと思っています。

5. ガチホやステーキングや積立

「上がったり下がったり気にしたくないし、10~20年で資産が増えてれば良い」と考えている方にもっとも適しているのがこの方法です。
「仮想通貨の基本」で解説した通り、結局は成長産業のため、上がったり下がったりを繰り返しながらも、右肩上がりになっていくと考えられています。
ある程度の金額をまとめて入れるのか、それとも少しづつ積み立てて入れていくのか、どうせ売ることをしないならステーキングしよう!といった方法もあります。
成長産業だからこそ元本以上の資金が手に入る確率が高い方法だと考えられます。

筆者は貯金や定期預金も、現在の社会情勢を考えると、リスクが高い資産保持の方法だと感じています。
コロナ渦の影響があり、世界中で給付金と称しお金がばら撒かれました。世の中のお金が増えるという事は、お金の価値が薄まるということです。
さらにそこへ紛争のリスクが重なりました。お金はあるけど物が無いという時代に突入しています。これがインフレです。
インフレが起きると貯金の価値は目減りしていきます。100円で買えてたハンバーガーが120円になりました。これは1000万円の貯金が800万円になったのと同じことです。
このような事例を考えると、どこにお金を置いていてもリスクがあることが分かります。

だからこそこれから成長が見込まれるブロックチェーン産業に、余剰資金を積立やガチホで保持しておくのは理にかなっています。

やってはいけないと感じる手法

話題の通貨に飛び乗る

YouTubeやツイッターで話題となったコインに、すぐ飛びつくのはやめた方がいいと実感しています。
「上昇してきているから今すぐ買わないと!」なんて思って買っても大抵高値掴みになってしまいます。
仮想通貨全体の地合いが良ければ、この手法も悪くないのかもしれませんが、地合いが悪い時に筆者はこれで何度も失敗しています。
大体話題になる頃がピークなんですよ。あとは実績やファンダが出てこないと上昇してこないので、大体が下降していきます。

仮想通貨のリスクを把握する

ここまで「仮想通貨は右肩上がりに成長するからおすすめ!」のようなイメージで記載してきましたが、もちろんリスクもあります。

各国にとって仮想通貨は脅威?

仮想通貨・暗号資産は「通貨」が関わるため国の存在意義を脅かしかねない技術です。
そのため仮想通貨を禁止にする国も存在します。またこれから禁止になる可能性もあります。
ただむやみに禁止にできない事情もあるので、各国は難しいかじ取りに迫られています。
仮想通貨は国境を越えて簡単に取引可能なため、自国の企業などがシェアを取ると、国内市場では考えられないほど莫大な利益を生み出せます。
しかし仮想通貨を利用したマネーロンダリングも問題となっているため、成長を阻害しない範囲での規制が求められています。
例えばこの瞬間に「日本は仮想通貨を禁止にします」となった場合、クリプトの技術が広がった数十年後は、確実に世界経済から取り残されていくことになります。
それとは逆に「クリプトの技術を日本のメイン産業にしていこう」という動きもあったりします。
新技術はこのように色々な意見が出て成熟した産業へとなっていきます。

日本は仮想通貨が雑所得になる

日本の場合は仮想通貨で利益を出すと雑所得となっているため、最大55%も課税されます。
株式やFXと比較した場合、ありえない税金額となっています。

ではなぜそれでも仮想通貨に手を出す人が多いのかというと、1つはボラリティが大きいことが挙げられます。
仮想通貨の場合、1年で何百倍にもなる銘柄は普通に存在します。
株式の場合、1年で何百倍になる銘柄はあり得ないと言っていいでしょう。
これは極端な例ですが、仮想通貨の場合1ヵ月程度で10倍になることは普通にあります。
株式市場は歴史が長い分、安心感もありますし、規制もしっかりとしています。その分、仮想通貨ほどの大きな価格変動は期待できません。

メタバースが人気のサービスになるか分からない

筆者自身、ブロックチェーンの技術は今後広まっていくと確信していますが、その中のメタバースには少し懐疑的に見ています。
なぜならリンデン・ラボが2003年開発したSecond Life(セカンドライフ)が失敗しているからです。
当時、セカンドライフのヘビーユーザーであった私は取りつかれたようにセカンドライフ内で生活を過ごしていました。
転職を行い仕事もセカンドライフ内で行っていました。それぐらい仮想空間内で過ごせることにハマっていました。
現在騒がれているメタバースは、セカンドライフと比べて、多様性が広がったと感じています。
ユーザーのPC環境も良くなり、様々なことを仮想世界に持ち込めるようになっています。
でも本質は変わっていないように感じるのです。
セカンドライフのユーザーには「何をしたらいいか分からない」という人が多くいました。
「クリエーターになる」「クリエーターが作った世界を自分から楽しむ」という人にとっては理想的な世界でしたが、それ以外のクリエイティブに興味の無いユーザーが、仮想世界内に入る理由を提供し続けられなかったのが、失敗した原因だと考えられます。
メタバース内の多様性が広がることで、どれだけユーザーにメタバース内で過ごす理由を提供し続けられるかが、ここ数年のメタバース発展のカギを握っていると感じています。

私はメタバースが流行らないと思いつつも、流行ることを期待しているという変な感覚です。

ただ人間が感じる五感すべてをメタバース内で再現できるようになった時は、流行っていると確信しています。
何十年後に実現可能なんでしょうか。

まとめ

仮想通貨の基本的な考え方や稼ぎの手法、それに伴うリスクは以上になります。
筆者自身が始める前に知っておきたかった情報はすべて記載したつもりですが、色々と学べる部分はあったでしょうか?
あなたの考える手法が上手くいくことを願っています。

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