仮想通貨(暗号資産)への投資を行うためには、まず取引所を選ぶ必要があります。そんな中、大手のSBIグループが運営を行っている、SBI VCトレードに注目している人はいませんか?手数料が無料と聞いて、SBI VCトレードに興味を持った人もいるでしょう。こちらでは、そんなSBI VCトレードの特徴や魅力について、徹底的に解説していきます。
SBI VCトレードってどんな取引所?
SBI VCトレードとは?
SBI VCトレード株式会社は、仮想通貨の取引所で、金融庁にも正式に認可されている、暗号資産交換業者です。
2021年12月に、TaoTao株式会社と合併し、注目が集まっています。
SBIグループは元々、SBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレードなどを手掛けている投資業界の大手であることから、その信頼度の高さは抜群。
TaoTaoも、インターネット業界大手である、あのYahooが出資していた仮想通貨の取引所ですので、合併をしたことにより、今後さらに勢いを増していくと思われます。
SBI VCトレードの特徴
SBI VCトレードでは、投資業界の大手として蓄積してきた信頼、実績、ノウハウを活かし、安心・安全でわかりやすいサービスを提供しています。
入金、送金、取引などに掛かる手数料が無料で、提携している住信SBIネット銀行等を利用すれば、さらにお得になります。
スマホのアプリも使いやすいと評判で、出先でサクサクとチャートのチェックを行ったり、取引を行ったりできるのが特徴と言えるでしょう。
以下の項目で、SBI VCトレードのメリット・デメリットをさらに詳しく解説していきます。
SBI VCトレードのメリット
各種手数料が無料
SBI VCトレードでは、入金、送金、取引に掛かる手数料が全て無料です。
日本円で銀行に出金する時のみ、若干の手数料が掛かってはきますが、それも50円〜250円なので、その他の取引所と比較したら格安であると言えるでしょう。
短期間でこまめに取引をして、利益を出したいと考えている人にとって、こういった手数料が無料なのは非常に大きなメリットとなります。
投資業界の大手で信頼できる
仮想通貨への投資には、お金が関わって来ますから、目新しさや、オシャレさや、使いやすさ、といったポイントだけで取引所を選ぶわけにはいかないでしょう。
その点、SBIグループは、投資業界の大手として実績を積んで来ているため、安心して利用することができます。
セキュリティのレベルが高い
SBI VCトレードでは、万全のセキュリティ対策を取っています。
世界統一の厳格な審査基準で発行されている、EV SSL証明によりフィッシング対策を強化している他、コールドウォレットにより顧客の資産をオフラインで別管理する、複数の秘密鍵を扱うマルチシグネチャを採用する、二段階認証システムを使うなど、セキュリティのレベルは最高クラスと言えるでしょう。
アプリが見やすく使いやすい
SBI VCトレードには、取引のツールが3種類あります。
PCで操作するツールは、販売所形式の「VCTRADE」と、取引所形式の「VCTRADE Pro」です。
そして、スマホで操作するツールが「VCTRADE SP」になります。
「VCTRADE SP」では、販売所と取引所の両方を利用することができます。また、テクニカル指標が9種類も搭載されており、初心者から上級者まで、全ての人にとって利用しやすい、おすすめのツールとなっています。
販売所と取引所を両方利用できる
SBI VCトレードでは、仮想通貨の売買を行う際、販売所を利用するのか、取引所を利用するのか、選ぶことができます。
販売所では、業者と直接、仮想通貨の売買を行います。
取引所では、利用者同士で仮想通貨の売買を行います。
販売所で売買を行う場合、シンプルでわかりやすく、取引も確実でスピーディーです。
しかし、買う時の買価と、売る時の価格に、差額が生じており、このスプレッドと呼ばれる差額=実質の手数料が気になる人は、取引所で取引を行います。
販売所のスプレッドの設定が狭い
上記で解説した、実質の手数料=スプレッドの設定は、取引所によって異なります。
このスプレッドが広いところは、目に見えない手数料を高く取っているということになります。
SBI VCトレードの場合、他の取引所と同じく、スプレッドは掛かってくるものの、その幅は狭いと評価されています。
難しい取引所を利用して混乱するよりも、わかりやすい販売所を利用し、安心しながら確実に売買を行いたいのであれば、SBI VCトレードの販売所を頼るのが良いでしょう。
レバレッジ取引にも対応している
レバレッジ取引とは、仮想通貨投資の世界でFX取引とも呼ばれており、元資金の何倍もの倍率で取引を行うことです。
これにより、少額でも大きな儲けを得られる可能性が出てくるのですが、その代わりにリスクも大きいので、国内の取引所では、このレバレッジ取引を中止しているところも多いです。
ただ、レバレッジ取引には、どのような相場であっても、うまく立ち振る舞えば利益を出せるというメリットがあるので、投資家としての腕が上がって来た際、レバレッジ取引ができないようでは、物足りなく感じてしまうことがあります。
倍率を掛けない現物取引にも、レバレッジを掛けたFX取引にも、どちらにも対応してくれる取引所であるのは、とてもありがたいポイントです。
レンディングのサービスがある
SBI VCトレードでは、仮想通貨の売買以外に、「VCTRADE LD」と呼ばれる、レンディングのサービスを行っています。
レンディングとは、自身の保有している仮想通貨を、業者側に貸し出すことです。これにより、利用者は賃貸料の報酬を受け取ることができるのです。
仮想通貨の売買を行わなくても、ノーリスクで利益を得られることができるのは、大きなメリットであると言えるでしょう。特に長期で仮想通貨を保有しようと考えているのであれば、このレンディングサービスは非常に有益となります。
電話での問い合わせに対応している
SBI VCトレードでは、トラブルや不明点があった場合、電話窓口で担当者が丁寧に応対をしてくれます。
こういったサービスは当たり前のように思うかもしれませんが、そもそも電話での問い合わせ自体、受け付けていなかったり、つながらなかったりすることもあるので、これは大きな安心材料であると言えます。
海外の取引所や、自動型の取引所だと、そもそも管理者自体が存在しなかったりします。
SBI VCトレードのデメリット
取り扱っている通貨の種類が少ない
SBI VCトレードでは、2022年1月現在、取り扱っている通貨の種類が7種類と、少ない方になります。
国内の取引所でも、多いところだと17種類くらいの取り扱いがあるので、それらと比較すると、まだまだ…ということになるでしょう。
ただ、仮想通貨への投資は、ビットコインと、あとはイーサリアムくらいで充分かな…、なんて思っている人であれば、種類が多いか少ないかは、関係がありません。
また、SBI VCトレードは、合併したことで勢いを増していますので、今後取り扱う通貨の種類は、増えていく可能性が充分にあります。
SBI VCトレードの取扱通貨一覧
- XRP (エックスアールピー)
- BTC (ビットコイン)
- ETH (イーサリアム)
- BCH (ビットコインキャッシュ)
- LTC (ライトコイン)
- LINK (チェーンリンク)
- DOT (ポルカドット)
メンテナンスの時間帯がある
多くの取引所が、24時間対応している中、SBI VCトレードは、毎日1時間ほどメンテナンスを行っているので、実質対応時間は、23時間となっています。
これはメリットでもあり、デメリットでもあると言えるでしょう。
メンテナンスの開始時刻は、朝6時です。
どうせその時間は寝ているし、あるいはバタバタしているし、別にメンテナンス中だったとしても、大して気にはならないかな…?と考える人も多いかもしれません。
それに、毎日メンテナンスをしているということは、それだけ手入れが行き届いているということの証明でもあります。
利用者がまだ少ない
SBI VCトレードは、実績がある割に、一般的な知名度が低く、利用者が少ないので取引所が閑散としている…なんて口コミがあります。
これも、メリットでもあり、デメリットでもあると言えるでしょう。
利用者が多ければ、取引の相手がスムーズに見つかったり、サービスの方も今後加速的に充実していく可能性が高かったりします。
しかし、利用者が多過ぎると、それはそれでサーバに人が殺到し、つながりにくくなってしまったり、電話窓口で応対してもらえなかったりします。
利用者が多い取引所、少ない取引所、どちらの方が自分の性格に合っているか、よく吟味しましょう。
SBI VCトレードの評判
SBI VCトレードの良い口コミ
住信SBIネット銀行に口座があり、手数料がめちゃくちゃ安いと思い、ここに決めました。
リップルとの相性が抜群です。母体のSBIグループがリップルの支援を行っているため、リップルの手数料の安さやスプレッドの狭さがとても魅力的な取引所と言えます。国内でリップルを軸に取引をするのであれば、おすすめしたい取引所です。
取り扱いのある仮想通貨の種類がやや少ない印象ですが、その分、少数精鋭でじっくり集中して取り組みたい人に向いていると思います。キャッシュバックキャンペーンなどもこまめに実施されていて、好感が持てます。あと、運営元がしっかりしたところなので、信頼できる感じがすることもメリットだと思いました。
SBIVCトレード、使いやすくなりましたね!価格の自動入力、スライダーで量指定できるのが良い!今後も継続的な改良を期待したいです!
SBI VCトレードの悪い口コミ
現段階では、残念ながら取扱いの通貨が少ないようですので、利用の範囲が狭いです。
若干、スピード感がない会社のように感じます。
セキュリティーのためとは言え、使いづらさがある。取引手数料が仮想通貨の価格にすでに含まれているとのことで、実際手数料が、いくらなのかがよく分からない。
SBI VCトレードの使い方は?
SBI VCトレードで口座開設する方法
SBI VCトレードで口座開設をする方法は、以下の通りです。
口座開設のSTEP
- 公式サイトの「口座開設」ページでメールアドレスを登録する。
- 「スマホでかんたん口座開設」より、本人確認の手続きをする。
- 審査後、メール又は郵送で送られてきたパスワードを入力する。
スマホでかんたん口座開設を利用する場合、利用できる本人確認書類は、免許証、マイナンバーカード、在留カード、のいずれかになります。
それ以外の本人確認書類を利用したい場合には、Webアップロードか、郵送による手続きを選択してください。
審査結果が判るのは、スマホでかんたん口座開設の場合、最短で翌営業日、それ以外の場合は、およそ一週間後となります。
SBI VCトレードで入金する方法
SBI VCトレードへの日本円の入金は、住信SBIネット銀行の口座から行います。
即時決済サービスを利用する形になるので、手数料も時間も掛からないのが魅力です。
ただし、住信SBIネット銀行に口座を持っていることが前提となります。そのため、もしその他の銀行にしか口座がない場合には、口座を開設するところから始める必要があります。
銀行口座の開設から行うだなんて、敷居が高い…!と感じるかもしれませんが、もし現時点でネット銀行の口座を1つも持っていないのであれば、今後のために、SBIで口座を作っておくのは、得策かもしれません。
そこさえ乗り越えてしまえば、SBI VCトレードでの取引が楽になりますし、今後、あらゆる場面でクイック決済を利用することができるようになるので、ショッピングも快適になる可能性があります。
SBI VCトレードで出金する方法
SBI VCトレードの口座から、日本円を出金するためには、ログイン後の「入出金」メニューから「出金」を選択し、口座名と出金額を入力します。
出金に掛かる手数料は、住信SBIネット銀行の口座であれば50円と格安です。入金の時に口座を作っているはずなので、多くの人がこちらを利用することになるでしょう。
尚、出金の手続きを行う際には、二要素認証の手続きが必要となります。
SBI VCトレードの手数料は?
SBI VCトレードで必要になる手数料をまとめました。
取引手数料 | 取引所 | 無料 | |
販売所 | 無料(スプレッド有) | ||
送金手数料 | 受取 | 無料 | |
送付 | 無料 | ||
入金手数料 | 無料 | ||
出金手数料 | 住信SBIネット銀行 | 50円 | |
住信SBIネット銀行以外 | 3万円未満 | 160円 | |
3万円以上 | 250円 |
このように、SBI VCトレードでは、ほとんどの手数料が無料となっており、送金に掛かる手数料も、その他の取引所と比べて格安なのが魅力です。ただし、本格的に利用を開始するのであれば、住信に口座を持つことが必須となるでしょう。
SBI VCトレードで積立を行う方法
SBI VCトレードでは、2021年12月より暗号資産積立サービスの提供がスタートしています。
これは、あらかじめ設定した積立の金額と頻度により、暗号資産を定期的に自動で購入していくサービスのことです。手数料は無料で、ワンコインからでも始めることができます。
一定の金額で、定期的に買付を行っていく場合、仮想通貨の価格が高い時には少なく、価格が低い時には多く買い付けることになるため、結果的に平均の単価を引き下げることができます。この手法は「ドル・コスト平均法」と呼ばれています。
ポイントサイトを経由するとお得になる?
SBI VCトレードで口座開設を行う場合、ポイントサイトを経由すると、かなりお得になる場合があります。
たとえば、モッピーやハピタスといったサイトを経由して、SBI VCトレードに口座を作り、そこで1万円分の仮想通貨を購入すると、5,000ポイントがもらえる!といった具合です。
こういったキャンペーンの内容は、時期によって変動するので、ポイントも当然、その時々によって違います。3,000ポイントの時もあれば、8,000ポイントの時もあるようなので、お得だな!と思ったタイミングで利用してみると良いでしょう。
まとめ
- SBI VCトレードは、投資業界大手のSBIグループが運営を行っているため、信頼度が高い。
- 住信SBIネット銀行に口座を持っていれば、スムーズに利用することができる。
- 各種手数料が無料なので、安心して、気軽に取引を行うことができる。
- スプレッドの幅が狭いため、販売所の利用も気軽に行うことができる。
- 取扱銘柄の種類が少なく、利用者も少ないが、その分、キメの細かいサポートが得られる。