仮想通貨の時価総額ランキング上位にランクインしている「ダイ(DAI)」が気になっている人はいませんか?ダイにはどういった特徴や魅力があるのか、具体的な買い方、今後の将来性などについて、徹底的に解説していきます。
目次
ダイ(DAI)とは?概要と特徴
イーサリアム系列の仮想通貨である
ダイは、ERC-20規格の暗号資産であり、イーサリアムのブロックチェーン上で流通しているコインです。
イーサリアムといえば、ビットコインに続き、仮想通貨の時価総額世界ランキング第2位のメジャーなプラットフォームですから、この時点でダイに有用性があることは、容易に想像ができるでしょう。
米ドルに価格連動したステーブルコイン
ダイは、米ドルに価格が連動しているタイプのステーブルコイン(ペッグ通貨)であり、必ず 1DAI≒1$ になるよう、調整が行われています。
このように、価値が固定されているコインは、仮想通貨を法定通貨に変換せず、とりあえず置いておきたい時などに便利です。投資家にとっての避難所のような役割を果たすとイメージしてもらえれば良いでしょう。
MakerDao が管理を行っている
ダイは「MakerDAO」が発行と運営を行っています。
MakerDAO は 主にDeFi(分散型金融)の開発を目的とするプラットフォームであり、MakerDAO 自体も1つの仮想通貨として存在しています。
MakerDao のガバナンストークンは「MKR」であり、これを所有していればいるほど、プロジェクトに対する影響力を持つことができます。
非中央集権型(分散型)である
ダイの発行と運営は、「MakerDAO」が行っているのですが、ダイは中央集権型ではなく、非中央集型のコインとして存在しています。
中央集権型ステーブルコインの場合、USDT(テザー)のように資産に裏付けがないという疑惑も発生するなど、管理体制に問題が挙げられてきましたが、ダイの場合は非中央集権的であるため、そういった問題の起きる可能性がありません。
複数種類の担保が可能である
これまで、ステーブルコインを発行する際には、単種の仮想通貨を担保とすることしか認められていませんでしたが、ダイであれば複数種類の仮想通貨を担保として預け入れることが可能です。
元々、ダイはイーサリアムの単一担保制度であったため、イーサリアムの価格変動の影響をダイレクトに受けていましたが、複数担保が可能になったことにより、イーサリアムに連動して価格暴落するリスクは一気に減りました。
ダイ(DAI)の価格と時価総額
ダイの価格と時価総額は、コインマーケットキャップにて確認することができます。
こちらは、ウィジェットになるため、リアルタイムの情報となります。
ダイ(DAI)のメリット
保管や送金等の目的で利用できる
ダイのようなステーブルコインを所有するメリットは、価格が安定しており、相場の影響を受けないことでしょう。稼いだ暗号資産をいちいち法定通貨に換金することなく、仮想通貨のままの状態で置いておきたい時や、別の取引所、別のアカウントに送金したい時などに、ステーブルの存在はとても便利です。
日本国内の取引所に上場している
ステーブルコインとして有名なのは、USDT や USDC などですが、いずれも日本国内の取引所では購入することができませんでした。その点、ダイは現時点において、GMOコインにて購入することが可能です。また、Maker については、GMOコイン、bitbank で購入可能です。
ダイ(DAI)のデメリット
取り扱っている取引所が少ない
GMOコイン、bitbank、以外だと、現時点において日本国内で、ダイ、および Maker を取り扱っている取引所は存在していません。今後、増えていく可能性はありますが、まだまだ入手できる機会が少なく、さらにテザーなどと比べて知名度が低いのも懸念材料と言えるでしょう。
ただ、ダイは非中央集権型ステーブルコインの中では時価総額ランキングトップという地位を誇っています。
投資対象としては期待できない
ダイは、投資家にとっての避難所のような役割を果たしているステーブルコインなので、今後価格が高騰するようなことは起きないでしょう。投資対象としては期待ができず、儲けること前提で購入しても意味がないと覚えておいてください。
ダイ(DAI)を購入できる取引所は?
ダイを購入するなら、日本国内では、GMOコインが窓口となります。
もし、既に日本国内に仮想通貨の取引口座を持っているのであれば、バイナンスやバイビットなど、海外のサイトに口座を開設し、そこで新たにダイを購入するのが良いでしょう。
海外のサイトであっても、大手であれば日本語対応はされているので、想像しているより敷居は低いと感じられるはずです。
ダイ(DAI)の買い方は?
ダイを購入する方法は、以下の通りです。
- GMOコインの公式サイトにアクセスする。
- メールアドレスとパスワードを登録する。
- 二段階認証の手続きを完了させる。
- 名前や住所などの基本情報を登録する。
- 本人確認の手続きを完了させる。
GMOコインでは、「かんたん本人確認」のシステムを採用しており、自身の顔写真を撮影してアップすれば、郵送による書類受取のステップを省くことができます。
最短10分で口座開設できますので、迷っているようなら、今すぐスタートしてみてください。
ダイ(DAI)のチャート
ダイの過去から現在までの値動きは、トレーディングビュー等のサイトにおいて、チャートで確認することができます。
こちらはウィジェットになるので、リアルタイムの情報となります。
ダイ(DAI)の今後と将来性
ダイは、非中央集権的な分散型ステーブルコインとして、価格固定型仮想通貨の新たな可能性を切り拓いています。ダイ自体を購入する際には、投資目的ではなく、資産の保管や送金のために使うことになるでしょうが、ダイを発行している MakerDAO に対して投資を検討してみるのも良いでしょう。
まとめ
ダイは、日本国内で購入することのできる数少ないステーブルコインです。GMOコインであれば普通に購入や取引を行うことができるので、口座開設を検討してみてください。
その他の取引所で購入したい場合は、海外がメインとなりますので、バイナンスやバイビットで口座開設を行ってください。