仮想通貨の時価総額世界ランキング上位の、テラUSD(TerraUSD/UST)が気になっている人はいませんか?どういった特徴や魅力があるのか、買い方や、今後の将来性などについて、こちらで徹底的に解説していきます!
目次
テラUSD(TerraUSD)とは?概要と特徴
Terra チェーン発の米ドルステーブルコイン
TerraUSD/USTは、韓国企業の『TerraformLabs』が発行している仮想通貨で、米ドルの価格に連動しているステーブルコインです。
価格変動(ボラティリティ)が大きいその他の仮想通貨と違い、ステーブルコインは価格が米ドルとほぼ同じなので、仮想通貨を法定通貨に換金せず、そのまま所有しておきたい時や、ネットワーク上で送金をしたい時などに便利です。
複数のブロックチェーン上で利用できる
ステーブルコインの多くは、イーサリアムのブロックチェーン上でしか利用できないのですが、テラUSDの場合は、複数のブロックチェーン上で利用ができるため、特別ニーズの高いステーブルコインであると言えるでしょう。
LUNAのペッグにより価格が安定している
一般的なステーブルコインは、法定通貨である米ドルをペッグすることで価格を安定させていますが、テラUSDの場合は、発行元の自社トークンであるLUNAをペッグすることにより、価格を安定させています。これは、非常に画期的な取り組みです。
テラUSD(TerraUSD)の価格と時価総額
テラUSDの価格と時価総額は、コインマーケットキャップにて確認することができます。
こちらはウィジェットになるので、リアルタイムの最新情報となります。
テラUSD(TerraUSD)のメリット
格安の手数料でトレードできる
TerraformLabs では、米ドルに価格連動しているUST以外にも、韓国ウォンに連動しているKRTや、モンゴルのトゥグルグに連動しているMNTなどが開発されています。
これらを利用する場合、いずれも Terra のシステムによって流動性が確保されているため、格安の手数料でトレードをすることができます。
レンディングにより報酬が得られる
テラUSDは、ブロックチェーン上に預け入れることで、およそ20%ほどの金利を得ることができます。
Terra が発行している通貨は、報酬が安定していると評判です。
多くのレンディングサービスは、金利が高くても5%ほどなので、20%のリターンがあるのは、それだけでも大きなメリットと言えるでしょう。
人気の仮想通貨と提携している
Terra は複数のブロックチェーン上で稼働するステーブルコインを提供できるため、その恩恵を受けようと、多くの人気プラットフォームが提携を結んでいます。たとえば、ソラナやコスモスやポルカドットなどが、それに該当します。
こういった人気仮想通貨の利用者数が増えていけば、必然的にテラUSDの取引量も増加し、価値はアップしていくでしょう。
テラUSD(TerraUSD)のデメリット
海外の取引所でしか購入ができない
テラUSDは、画期的な仮想通貨であり、格安でトレードできる上、保管や送金に便利なのですが、現在のところ、日本国内の取引所では購入することができません。
入手をするなら海外の取引所で口座開設する必要があります。
ただ、海外の取引所へは日本円を直接入金することができないため、手順としてはまず、日本の取引所で口座開設を行い、そこで購入したビットコインなどの仮想通貨を、海外の取引所に送金してから、改めてその仮想通貨で購入の手続きを行う必要があります。
今後規制される可能性がある
暗号資産の世界において、ステーブルコインの需要はどんどん高まっているのですが、同時に国が規制を掛けようとしている動きも見られるので、注意が必要です。たとえば、アメリカはステーブルコインの発行元に対し、銀行と同等の制限を掛けるべく、検討を行っているようです。
テラUSD(TerraUSD)のチャート
テラUSDの過去から現在までの値動きについては、トレーディングビューなどのサイトで確認できます。こちらはウィジェットになるので、リアルタイムの最新情報です。
テラUSD(TerraUSD)の買い方
日本円でテラUSDを購入するまでの手順は、概ね以下の通りです。
- 日本国内の仮想通貨取引所で、口座開設をする。
- 日本国内の仮想通貨取引所に、日本円を入金する。
- 日本国内の仮想通貨取引所で、仮想通貨を購入する。(ビットコイン等)
- 海外の仮想通貨取引所で、口座開設をする
- 海外の仮想通貨取引所に、仮想通貨を送金する。(ビットコイン等)
- 海外の仮想通貨取引所で、テラUSDを購入する。
テラUSD(TerraUSD)でよくある疑問
USDT や USDC との違いは?
テラUSDを購入しようとする時、最も気になるのが、同じような役割を果たしているステーブルコインの、USDT、USDC との違いでしょう。
USDT・USDC との大きな違いは、発行元と知名度です。USDTはテザー社が、USDCはサークル社が管理と運営を行っています。知名度は、USDT、USDC の方が上になりますが、たとえばテザーに関しては、価値を裏付けるための法定通貨米ドルを所有していなかった、という問題が取り沙汰されるなど、信頼度に疑問が残る形となっています。
分散型ステーブルコインであるテラUSDこそ、本当の意味で価値に信頼ができるステーブルコインであると言えるかもしれません。
UST でステーキングはできる?
前述の通り、テラUSDはレンディングを行うことで、報酬を得ることができます。
ちなみに、ステーキングとレンディングには微妙に違いがあります。どちらも資産を預け入れることで報酬を得るシステムなのですが、ステーキングの場合は期間に縛りがありません。その代わり、金利は変動します。レンディングの場合、期間には縛りが発生しますが、報酬は基本的に固定です。
テラUSD(TerraUSD)の今後と将来性
テラUSDは、ステーブルコインの中では、USDT、USDC ほど、人気や知名度が高くありません。しかし、自社発行のトークンをペッグすることで価値の安定を図っている点や、複数のブロックチェーン上で稼働させられる点などに、仮想通貨ならではの魅力が詰まっており、充分に将来性があると言えます。
分散型の新しいステーブルコインとして、今後が期待されていますし、手数料も格安。さらにはレンディングによって報酬を得られるなど、メリットが多々ありますので、是非購入を検討してみてください。
まとめ
以上、テラUSDの特徴や魅力、買い方や今後の将来性などについて、お伝えしました。
購入をするなら、海外の取引所がメインとなりますので、まずは日本の取引所で口座開設をし、仮想通貨を購入してから、海外の取引所へ送金の手続きを行いましょう。