USDコイン(USDC)とは?特徴や魅力、始め方、今後の将来性について徹底解説!

時価総額のトップ5に入っている仮想通貨、「USDC」のことが気になっている人は、こちらの記事をチェックしていってください。他の仮想通貨との違いや、USDTとの違い、米ドルと価格が連動している理由やメリットについて、徹底的に解説していきます。

USDコイン(USDC)とは?

USDコイン(USDC)の概要と特徴

USDコイン(USDC)は、2018年に誕生した仮想通貨(暗号資産)です。

主な特徴としては、米ドルと価格連動していることが挙げられます。一般的な仮想通貨は価格の変動が激しいという性質を持っているのですが、USDコインに関しては価格を米ドルと一致させることが目的なので、全く異なる性質を持っていることになります。

こういった通貨のことを専門用語で「ステーブルコイン」「ペッグ通貨」などと呼びます。

ステーブルコインとして他に有名な通貨は、テザー(USDT)などです。こちらは、2015年に誕生しているため、USDCよりも知名度があり、取り扱っている取引所も多いのが特徴。

両者ともどんどん人気を伸ばしており、USDC、USDT、共に、2022年時点での時価総額において世界ランキング5位以内に入っています。

USDTはテザー社が発行しているのに対し、USDCはサークル社が発行しており、イーサリアム系列のステーブルコインとして流通しています。主にイーサリアムベースで投資を行っている人は、USDCを利用すると良いでしょう。

USDコイン(USDC)の価格と時価総額

USDコインの現在の価格および時価総額は、コインマーケットキャップでチェックできます。

USDコイン(USDC)のメリット

価格の変動がなく安定している

ステーブルコインであるUSDコインは、価格が米ドルと連動しているため、激しく高騰したり、暴落したりすることがありません。

この性質は、投資を目的として考えた場合だと、得られる利益が少ないのでデメリットとなりますが、暗号資産のトレードで稼いだ金額を、仮想通貨の状態で所有しておきたいと考えた場合、USDコインの存在は、非常にありがたいものとなります。

多くの投資家は、USDコインのようなペッグ通貨の存在を、避難所のように捉え、利用しています。

決済通貨・基軸通貨として利用できる

USDコインは、将来的に米ドルの代替として利用される可能性があると言われています。

一般的に国際送金をしようとすると、数日掛かってしまう上に手数料も高いのですが、USDコインを利用すれば、より早く、より安く、海外に送金をすることができるので、こういった問題が解消されるわけです。

また、USDコインはVISAのグローバルネットワークと連携されているため、VISA決済に利用することができるのも、大きなメリットといえるでしょう。

USDコイン(USDC)のデメリット

中央集権的で発行元に依存している

USDコインには大きなデメリットは存在しないと言われていますが、強いて言うなら、ステーブルコインの性質上、中央集権的であることが挙げられます。

発行元であるサークル社が破綻してしまったら、USDコインの価値も一気に失われてしまうことになるので、そこにリスクが潜んでいると言えるでしょう。

日本円で購入することができない

USDコインは現状、日本国内の取引所で購入することができません。当然、日本円での購入もできないので、USDコインを入手したければ、まずは日本国内の取引所に口座を開設し、そこでビットコインなどの基軸通貨を購入する必要があります。その通貨を、海外の取引所に送金して初めて、USDコインを購入することができるわけです。

投資対象としては期待ができない

USDコインは、前述の通り米ドルと連動している性質があるので、避難所のような形で利用されたり、取引や決済の手段として利用されることが多いです。そのため、価格が低いうちに仕込んでおいて、じきに高騰するのを待つ…といった投資目的では、ほぼ期待ができないと心得ておきましょう。

USDコイン(USDC)の始め方・買い方

USDコインは、日本国内の取引所では購入することができません。入手したければ、海外の取引所で購入する必要があります。

そのため、まずは日本国内の取引所に口座開設をしましょう。そこで、USDコインと取引ペアにするための仮想通貨(主にビットコインやイーサリアムなど)を購入します。

購入が完了したら、その仮想通貨を海外の取引所に送金し、送金先でUSDコインを購入することができます。

USDコインは、海外の大手取引所であれば、大体どこでも取り扱いがあります。

USDCを取り扱っている取引所の例

  • Binance(バイナンス)
  • Kraken(クラーケン)
  • Coinbase(コインベース)
  • KuCoin(クーコイン)
  • OKEx(オーケーコイン)…Etc

USDコイン(USDC)のチャート

USDコインの過去から現在に至るまでの値動きは、USDCの取り扱いがある取引所にて、チャートで確認できます。あるいは、コインマーケットキャップ、トレーディングビュー、などのサイトでチェックしましょう。

USDコイン(USDC)でよくある疑問

USDCとUSDTの違いは?

USDCを購入する際、最も気になるのが、USDTとの違いでしょう。

冒頭でも少し触れましたが、両者の違いは、主に発行元と知名度です。果たしている役割や、価格については、どちらも似通っているので、そこまで大きな違いがありません。

USDTを発行しているテザー社は、2022年時点の時価総額ランキングにおいて、USDCのサークル社に勝っているのですが、テザー社に関しては、過去に資産として保証できるだけの米ドルを所有していなかった疑惑があり、訴訟を起こされています。

そのため、信頼度が高いのは、USDCの方だと言えるかもしれません。

USDCとイーサリアムの関係は?

USDCは、イーサリアムのブロックチェーン上で使われるためのステーブルコインとして開発されています。

イーサリアム系列のトークンを多数所有している人は特に、USDCと互換性があるため、より多くのメリットを得られるでしょう。

USDCとポリゴンの関係は?

ポリゴンとは、イーサリアムが抱える問題を解消する目的で立ち上げられた新しいネットワークです。

USDCは、たとえばイーサリアム上で稼いだ資金を、ポリゴンへ送金(ブリッジ)する時などに、最も手堅い手段として使うことができます。

USDCのコントラクトアドレスについて

コントラクトアドレスとは、各トークンの契約情報が記されているアドレスのことです。送付先アドレスと勘違いし、間違えてコントラクトアドレス宛に仮想通貨を送金してしまわないよう、注意が必要です。

USDコイン(USDC)の今後と将来性

USDコインは、米ドルと価格を連動させる目的で開発されている、ステーブルコインとして存在しています。

一般的な仮想通貨とは性質が異なるため、いつか高騰するだろうと考え、投資目的で購入するのには向いていませんが、稼いだ仮想通貨を一旦変換しておくための「避難所」のような役割で利用したり、マイナーな仮想通貨を購入するためのペア通貨として利用することができるので、便利に利用していくと良いでしょう。

今後、米ドルに代わり、ネットワークの世界において決済通貨として重要な役割まで担っていく可能性があると言われているので、今からUSDCの利便性には注目しておくべきです。

まとめ

以上、ステーブルコインとして米ドルと価格連動しているUSDコインの特徴や、メリット・デメリット、買い方などについて解説させてもらいました。投資をして収益を得るためではなく、あくまでもその他のコインに投資するための便利な道具という感じで利用していくイメージでしょう。USDTとの違いについて認識しつつ、イーサリアム系列で投資をするのであれば特に、USDCを積極的に活用していってください。

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