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大手企業である楽天の運営する『楽天ウォレット』は、一体どんな仮想通貨取引所(暗号資産交換所)なのでしょうか?こちらで、楽天ウォレットの特徴や魅力、評判や口コミなど、徹底的に詳しく解説していきます。
目次
楽天ウォレットとは?
楽天ウォレットの概要と特徴
楽天ウォレットは、2016年12月に設立された仮想通貨取引所です。楽天市場といえば、Amazon と同じく、誰もが知っている有名ショッピングサイトですし、楽天証券など金融系のサービスを行っていることもあり、その信用度の高さは抜群です。
楽天銀行と連携していたり、楽天でショッピングした際のポイントをそのまま取引に利用できたりするなど、元々楽天を利用していた人にとって、楽天ウォレットは非常に敷居が低く、はじめの一歩として踏み出しやすい仮想通貨の取引所であると言えるでしょう。
楽天ウォレットでの取扱仮想通貨一覧
現物取引
- ビットコイン
- イーサリアム
- ビットコインキャッシュ
証拠金取引
- ビットコイン
- イーサリアム
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
- リップル
楽天ウォレットを利用するメリット
最新のセキュリティ技術が採用されている
楽天ウォレットは、大手企業が運営していることもあり、セキュリティ面において安心できるのが魅力です。楽天ウォレットで採用している技術の例は、以下の通りです。
コールドウォレット
資産をオフラインで管理する方式のこと。楽天ウォレットでは顧客資産をネットにつながないオフラインで保管しているため、ハッキングの被害に遭う可能性が低いのです。また、万が一楽天ウォレットが破綻したとしても、弁護士を通じて顧客の資産は直接返金されることになります。
二要素認証
本人以外の第三者が不正にアクセスすることを防ぐため、サービスを利用する際には、二要素認証が必要となる仕組みになっています。二要素認証を行うためには、専用のアプリが必要となるなど、面倒にはなってしまうのですが、このおかげで安全性が保たれているわけです。
楽天ポイントでそのまま取引できる
楽天ウォレットを利用している人の多くが、この点をメリットだと感じているようです。
仮想通貨取引をやってみたいと思っていても、わざわざ口座を開設し、銀行を通じて日本円を入金しなければならない…となると、多くの人がその手前の段階で挫折してしまうでしょう。
その点、楽天ウォレットであれば、楽天で買い物をした時に貯まったポイントで、そのまま仮想通貨が購入できるので、スムーズに仮想通貨取引の世界へ入っていけるわけです。
仮想通貨をそのまま買い物に使える
楽天ウォレットにある仮想通貨の残高を、そのまま楽天キャッシュと呼ばれる電子マネーにチャージできるのも、大きなメリットです。
一般的な取引所の場合、仮想通貨を現実世界で使うためには、一旦出金の手続きを行い、銀行などで日本円に換えなければいけません。
そういった変換の手続きを行わなくても、そのまま楽天のサイトでショッピングを行ったり、楽天ペイが使える店で買い物ができたりするのは、かなり便利であると言えます。
楽天銀行との連携で土日祝も入出金が可能
一般的な取引所の場合、たとえば銀行を通じて入金するとなると、銀行が空いているタイミングでしかそれが行えなくなってしまいますが、楽天ウォレットであれば、楽天銀行を利用することで、土日祝など、どんなタイミングであっても自由に入出金が可能です。
機会を損失したくない人にとって、これもまた大きなメリットであると言えるでしょう。
楽天ウォレットを利用するデメリット
取扱通貨の種類が少ない
日本国内の取引所の場合、多いところだと20種類近くの仮想通貨取引を行っているのですが、楽天ウォレットの場合は、現物取引、証拠金取引、両者を併せても5種類しか取り扱っていません。
主要な通貨は揃っていますが、もう少しマイナーなアルトコインにも注目したいと考えている人にとっては、物足りなく感じられてしまうかもしれません。
スマホのアプリでしか取引できない
楽天ウォレットは、専用のスマホアプリでしか取引を行うことができません。PCでもスマホでも取引を行える取引所が多い中、スマホでしかできないというのは、パソコンの操作に慣れている人からすると、少々不安な要素と言えるでしょう。
ただ、日頃パソコンを使わない人にとっては、この点はデメリットとはなりません。むしろパソコンでしかできない作業が存在せず、スマホで全て完結しているのはメリットであると言えるでしょう。
販売所形式のみでスプレッドが高い
楽天ウォレットは、販売所メインの暗号資産交換所となっています。仮想通貨取引所と呼ばれているので、混同しやすいのですが、ユーザー同士で取引を行うタイプの、いわゆる「取引所」ではありませんので、この点には注意が必要です。
販売所は、売買の仕組みがシンプルでわかりやすいため、初心者には向いているのですが、取引所を利用する場合よりも、基本的に高い手数料が掛かってくるので、この点については事前によく理解しておきましょう。
販売所利用料のような形で別途手数料を取られたりはしないのですが、仮想通貨を買う時と売る時に差額が生じており、見えない手数料を取られる形となります。この差額のことを専門用語で「スプレッド」と呼びます。
スプレッドの幅は、取引所によって違います。楽天ウォレットは、できる限りスプレッドを狭くしようと企業努力をしているようですが、それでもやはり、取引所形式のところと比較すると割高感を感じてしまう人が多いようです。
日本円の出金に手数料が掛かる
仮想通貨を、楽天内でポイントとしてするなら手数料は掛かってきませんが、日本円として出金すると手数料が掛かってきます。ただ、300円ほどなので、その他の取引所と比べてそこまで高いわけではありません。
楽天ウォレットの評判は最高?最悪?
楽天ウォレットの良い口コミ
楽天銀行と連携しているので、楽天銀行ユーザーにはうれしい仮想通貨取引所だと思います。とにかく少ない手間で取り引きができるので、楽ちんです。たとえ楽天銀行を使っていない人であっても、魅力的な点があります。手数料の安さなどはその良い例です。頻繁に取り引きをするとなると手数料がばかにならないので、その点、楽天ウォレットは、手数料を気にせずに取り引きができるので、ありがたいですね。
ビットコイン投資を行いたいと思い、楽天ウォレットを利用しました。既に楽天証券を利用していたため、楽天銀行の口座を持っていた事もあり、楽天ウォレットを始めるのもとてもスムーズでした。スマホアプリで取引や資産チェックが出来るため、楽天証券と同様にとても利用しやすいです。
楽天グループが運営している取引所なので、セキュリティの信頼性もありますし安心して利用することができます。私は楽天を日頃から利用しているので、楽天ポイントで仮想通貨を購入することができるところもありがたいです。AIチャットで24時間問い合わせもできるため、困ったときにもすぐに対応をしてくれます。
楽天ウォレットの悪い口コミ
仮想通貨取引所「楽天ウォレット」を利用していて感じたことは、「スプレッドが広すぎ」であることです。購入時と売却時における仮想通貨の価格の差が高いため、売却する時に利益を上げていても損している感じがするので、楽天ウォレットで取引するのをやめてしまいました。あと、楽天ウォレットをインターネットで口座開設したのですが、他の仮想通貨取引所よりも手続きがうまく進められず、開設するのに時間がかかってしまいました。もっと短時間で口座開設できるようなシステムにしてほしいと感じました。
楽天スーパーポイントを使えますが、ポイントではそこまで大きな取引ができないのであまりメリットを感じることができませんでした。
楽天ウォレットの使い方
楽天ウォレットで口座開設する方法
楽天ウォレットで口座開設をするための手順は、以下の通りです。
- 楽天会員ログイン後、基本情報を登録する。
- 楽天銀行の口座振替サービスに申し込む。
- 審査結果がメールにて送信されてくる。
口座開設は、最短で即日可能となりますが、審査を行っているのは平日の日中のみとなるので、夜間や土日祝の場合は、時間が掛かります。また、審査の過程で確認事項が必要となった場合は、メールか電話で問い合わせに応じる必要が出てきます。
楽天ウォレットに入金する方法
楽天ウォレットに日本円を入金する方法は、以下の通りです。
- アプリにログイン後「資産状況」から「日本円」を選択する。
- 入金をタップする。
- 入金する金額を入力し、入金を確定する。
楽天銀行との口座連携が完了している場合、リアルタイムで入出金を行うことが可能です。
また、楽天銀行に口座がない場合も、各金融機関のネットバンキング等から振り込みを行うことができます。
楽天ウォレットで出金する方法
楽天ウォレットから日本円を出金する方法は、以下の通りです。
- アプリにログイン後「資産状況」から「日本円」を選択する。
- 出金をタップする。
- 出金したい口座を選択、または新たに登録する。
- 出金する金額を入力し、出金を確定する。
楽天ウォレットの出庫のやり方
楽天ウォレットから仮想通貨を出庫する方法は、以下の通りです。
- アプリにログイン後「資産状況」から、出庫したい暗号資産を選択する。
- 出庫アイコンをタップする。
- あらかじめコピーしておいた「出庫先アドレス」を入力欄に貼り付ける。
- 出庫したい暗号資産の数量を確認し、出庫を確定する。
- 二段階認証の手続きを行い、出庫処理を開始する。
楽天ウォレットの手数料
楽天ウォレットで必要となる手数料は、以下の通りです。
日本円入金手数料 | 無料 | |
日本円出金手数料 | 300円 | |
暗号資産入庫手数料 | 無料 | (※別途マイナーへの報酬が発生) |
暗号資産出庫手数料 | 0.001BTC/0.01ETH 等 | (※楽天キャッシュへのチャージは無料) |
取引手数料 | 無料 | (※別途スプレッドが発生) (※証拠金取引のロスカット&建玉管理料は無料) |
証拠金取引(レバレッジ取引)で損失が発生した場合、一定の損失額まで到達した際、強制的に取引を終了させてくれる処理のことを、ロスカットと呼びます。この仕組みを発動させるためには、手数料を必要とする取引所が大半ですが、楽天ウォレットは完全無料なので、ここが強みとなっています。
楽天ウォレットでよくある質問
ビットコインの取引をしたら儲かるの?
楽天ウォレットでビットコインを始めとする仮想通貨の取引をしたら、儲かるのか?
結局のところ、誰もがそれを知りたいと思っているでしょう。
儲けを出すためには、仮想通貨の価格ができるだけ低い時に買い、高い時に売ればOKです。たったそれだけのことなのですが、このタイミングを見極めるのがなかなか難しいので、儲けを出すことができる人もいれば、損をして終わってしまう人もいます。
マイニングに参加することってできるの?
マイニングとは、仮想通貨の取引がブロックチェーン上で行われる際に必要となる承認作業のことです。
マイニングを行う人はマイナーと呼ばれ、仮想通貨による報酬が支払われるので、世界中の人々がこぞって、この報酬を狙い、マイニングに参加しています。
マイニングは主に中国やロシアのプロ集団が、高性能な機材を使って行っているのですが、実は我々もマイニングに参加することができます。そのためには、『Nicehash(ナイスハッシュ)』というアプリを使います。
ナイスハッシュで採掘したビットコインを、楽天ウォレットに入金することも可能なので、興味がある人はチャレンジしてみると良いでしょう。
iOS15以降だと二段階認証の手順が変わる?
スマホがiPhoneで、iOS15へバージョンアップした人は、Google Authenticator による二段階認証が使えなくなります。
iOS15に標準搭載されている二要素認証システムで再設定を行う必要が出てきますので、指示に従いましょう。
楽天ウォレットで取引するとSPUに追加される?
楽天ウォレットで、月間30,000円以上の現物暗号資産を購入し、条件に達すると、楽天市場での買い物ポイントがアップする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象サービスに追加されます。
買い物をすればするほどポイントが付与されていくお得なプログラムなので、参加できそうなら是非、注目してみてください。
収益が出た場合に確定申告は必要?
暗号資産(仮想通貨)の売買等で得た利益は、雑所得として確定申告の対象となります。
自身が該当することになった場合には、早めに税理士さんに相談をしましょう。
楽天ウォレットに特定口座はある?
特定口座とは、年間取引報告書を自動で作成してくれる口座のことで、楽天証券の方にはそういった口座が用意されているのですが、楽天ウォレットの場合は特に存在していません。ただ、年間取引報告書は、マイページの方で確認することができます。
楽天ウォレットにログインできない時は?
楽天ウォレットにログインできない時は、以下の点を確認しましょう。
- 口座開設が完了しているかどうか?
- 楽天ウォレットがメンテナンス中ではないか?
- メールアドレスやパスワードが正しいかどうか?
- 機種やOSのバージョンが対応しているかどうか?
以上の点を確認しても、ログインできない場合は、 楽天ウォレットの問い合わせフォームから、カスタマーサポートへ問い合わせてください。
楽天ウォレットプロって何?
楽天ウォレットプロは、証拠金取引ができるアプリになります。証拠金取引とは、別の言葉で、レバレッジ取引、FX取引などと呼ばれます。
これは、少ない資金をテコのように利用することで、何倍もの取引ができる注文方法のことです。
うまくいけば大きな利益を出すことができますが、リスクも大きいので、日本国内の取引所では、この証拠金取引を中止しているところも多いです。
楽天ウォレットのキャンペーン
楽天ウォレットでは、お友達紹介や、新規口座開設&取引など、条件を達成することで、様々な特典が得られるキャンペーンを、随時開催しています。
キャンペーンの内容は流動的なので、自身が楽天ウォレットに登録するタイミングで、何が行われているのかをチェックしましょう。500円くらいから、うまくいけば、3,000円相当のポイントなどをゲットすることができます。
まとめ
- 楽天ウォレットは、大手の楽天グループが運営しているため、信頼できる取引所。
- 普段から楽天を利用している人にとっては、利用しやすい便利な取引所と言える。
- 販売所しかないのでスプレッドが掛かる、通貨の種類が少ないなどの問題がある。