ウサギのパンケーキアイコンが可愛らしい、PancakeSwap（パンケーキスワップ）のことが気になっている人はいませんか？そもそも、PancakeSwapが何をするためのものなのか、どういった特徴があり、世間の評判はどうなのか、こちらで徹底的に解説をしていきます。
目次
PancakeSwap（パンケーキスワップ）とは？
PancakeSwap（パンケーキスワップ）の概要
PancakeSwap とは、2020年9月23日に設立された、仮想通貨のトレードを行うことができる仮想通貨取引所（暗号資産交換所）です。そんな取引所の中でも、PancakeSwapは、たとえば日本のコインチェックやGMOコインのような中央集権型ではなく、分散型の取引所に分類されます。
分散型取引所のことを「DEX（Decentralaized Exchange）」と呼びます。
分散型ということは、管理を行っている機関が事実上存在せず、いわば無人の取引所ということになります。
無人だなんて、危なっかしい！誰かが管理してくれていた方がいいんじゃない…！？と思うかもしれませんが、案外そうとも限りません。管理が中央集権型である場合、そこが狙われてハッキングされてしまったら、一気に資産を失ってしまうことにもつながりかねないわけです。
そもそも仮想通貨自体、国や団体に依存しない分散型の通貨なので、PancakeSwapのようなDEXタイプの取引所を利用することにも抵抗を感じないのが自然でしょう。
PancakeSwap（パンケーキスワップ）の特徴
分散型の取引所といえば、Uniswap（ユニスワップ）がメジャーですが、Uniswapは、イーサリアム系列の取引所。それに対し、PancakeSwapは、バイナンス系列の取引所となっています。バイナンスといえば、世界的な超大手の仮想通貨取引所です。
UniswapとPancakeSwapは、いわばライバルのような関係性にあるため、Uniswapの手数料が安くなってきて、利用者がどんどんそちらに流れ始めるとピンチに立たされるかもしれない、といった可能性もあります。
また、DEXの中でも、PancakeSwapは「AMM（Automated Market Maker）型」に分類されます。これは、自動マーケットメーカーという意味で、流動性を維持するため、利用者から資金を集めようとする取り組みのことです。資金をステーキング（預け入れ）してもらうことで、謝礼として利息を払うわけです。
PancakeSwap（パンケーキスワップ）のメリット
DEXなので将来性のある草コインに投資できる
日本国内の中央集権型取引所を利用していると、どうしてもトレードできる通貨の種類が安全性の保証されている、知名度の高いものに限定されてきてしまいます。
その点、PancakeSwapなどの分散型取引所を利用すれば、上場前のマイナーな草コインに投資をして、一攫千金を狙うことも可能となります。夢を持って、大きく稼ぎたいのであれば、PancakeSwapのような取引所でマイナーな草コインに目をつけるべきでしょう。
スマホアプリとしていつでも気軽に利用できる
PancakeSwapには、スマホアプリ版が存在しています。
取引所の中には、PCでないと利用できないところもありますが、PancakeSwapであれば、スマホでいつでもどこでも気軽に機敏にトレードを行うことが可能なので、これはメリットと言えるでしょう。
仮想通貨のステーキングでCAKEを入手可能
PancakeSwapでは、独自のトークンである「CAKE」を発行しています。トークンとは、企業が独自に発行し、流通させている通貨のことで、たとえるならドコモのＤポイントや、楽天ポイントのようなものです。
PancakeSwapの場合、このCAKEを購入し、さらにPancakeSwapにステーキングする（預ける）ことで、報酬を得ることができる仕組みになっています。流動性を確保する目的で運用されているこの仕組みは、取引所にとって非常に重要なので、利回りも非常に高いという特徴があります。
CAKEは、2021年初期に100円台だったにも関わらず、その後4,750円にまで値上がりしているので、うまくいった人は、50倍近くの利益を得ている計算となります。
新しいトークンのセール「IFO」に参加できる
IFOとは「Initial Farm Offering」の略です。
PancakeSwapに新たに参入するトークンを、格安で購入することができるため、かなりお得なサービスです。
IFOは制限時間のあるイベントなので、興味がある人は事前に開始時刻をチェックし、乗り遅れないことが重要です。情報に敏感な人は、この手法で大きな利益を上げることができるでしょう。
他のDEXと比較して手数料（ガス代）が安い
PancakeSwapは、手数料の安さが人気となっています。
他に人気のDEX型取引所といえば、Uniswapですが、イーサリアム系列で動いているこちらの取引所では、送金の手続きに数千円近い手数料が掛かってしまうところ、PancakeSwapであれば、手数料はたったの数十円。
少額から仮想通貨のトレードを始めたい人にとって、手数料の安さはかなり魅力となるでしょう。
PancakeSwap（パンケーキスワップ）のデメリット
バイナンスチェーンに影響されやすい
PancakeSwapは、世界的な大手の仮想通貨取引所であるバイナンスチェーンの元で動いている取引所です。そのため、必然的にバイナンスチェーンの影響を受けざるを得ません。
もちろん、バイナンスの調子が良ければ、そのまま昇り調子で利用客を集め続けるでしょうが、イーサリアム系列が手数料を安くしようと努力を始めたら、世間の人々は当然、そちらへ動くことに。
良くも悪くもバイナンスチェーンの調子に左右されるということは、あらかじめ知っておきましょう。
送金ミス等に注意しなければならない
PancakeSwapは、国内の取引所ほど親切設計になっていないため、送金ミスなどの誤操作に対して非常にシビアです。
アドレスや送金額をちょっとでも間違えてしまったら一大事につながりかねないので、充分に注意しましょう。
初心者や、そそっかしい性格の人は特に、事前に少額で練習を積み、送金やトレードの手続きに慣れておくをおすすめします。
PancakeSwap（パンケーキスワップ）の評判
PancakeSwap（パンケーキスワップ）の良い口コミ
凄くわかりやすい説明で、癒されるサイトだからついアクセスしてしまう
簡単にお金が稼げるから便利！ 英語を勉強して初めて役に立った！
元々はcakeの価格50円くらいでしたが、1年で何十倍にもなるのはさすが仮想通貨って感じです。最高値で見たら100倍近いよ！
PancakeSwap（パンケーキスワップ）の悪い口コミ
Pancake Swapに流動性を供給するところまではいけたけど、何がどのくらい儲かったのかがわかりにくい
最近パンケーキスワップ重くない？めっちゃ使いにくい！はよ何とかして！
Pancake Swapのスタートラインをクリアできないと稼ぐのが難しい
PancakeSwap（パンケーキスワップ）の始め方は？
PancakeSwapを始める方法は、以下の通りです。
- 国内の取引所で日本円を仮想通貨に変換する。
- メタマスクなどのウォレットを準備する。
- 国内の取引所からウォレットに送金する。
- ウォレットとPancakeSwapを接続する。
- PancakeSwapで取引を開始する。
上記の通り、PancakeSwapで取引を始めるためには、まず国内の取引所で仮想通貨を購入する必要があります。その後、自分専用のウォレットを用意し、そのウォレットからPancakeSwapに仮想通貨を送るところまでやって、ようやくスタート位置に立てるので、初心者にとっては敷居が高く感じられてしまうかもしれません。
まずは、国内の仮想通貨取引所で、簡単な取引を開始し、慣れた後でPancakeSwapの利用を開始するのがおすすめです。
PancakeSwap（パンケーキスワップ）でよくある質問
PancakeSwapってぶっちゃけ儲かるの？
PancakeSwap（パンケーキスワップ）で儲けることができるかどうかは、もちろん、その人の運の良さや、情報収集などの努力、力量次第です。
ただ、ステーキングやIFOなどのシステムがあることに加え、手数料が安いことなども加味すると、PancakeSwapは比較的、利益を得やすい方のDEXであると言えるでしょう。
うまくいけば、草コインへの投資で利益を数十倍にすることだって可能ですし、利回りを利用して、少しずつ利益を重ねていくこともできます。
PancakeSwapのガス代って何のこと？
ガス代とは、主にイーサリアムのブロックチェーン上で処理が行われる際に発生する手数料のことを指します。ただ、他の系列であっても、基本的な仕組みや性質が似ていることから、手数料＝ガス代と表記されることがあります。仮想通貨の話題が出ている時にガス代というワードが登場したら、それはつまり手数料のことです。
PancakeSwapの「v2」って何のこと？
PancakeSwapは、バージョンアップを行い、現在、「v1」から「v2」へと進化しています。
アップデートをしないと、報酬を受け取れなくなってしまうので、PancakeSwapのバージョンが上がった際には、乗り遅れないよう、すみやかについていきましょう。
今後も、v3、v4へとアップデートを繰り返す可能性も充分にあります。
PancakeSwapのステーキングって何？
PancakeSwapの一番の魅力は、ステーキングができることだと感じている人も多いようです。
ステーキングできる通貨は、100種類以上。価格変動が大きく、成熟していない通貨であれば、利率は100%を超えるケースも。リスクが少ない通貨であっても、20〜70%の年利となっているので、資金運用で利益を得たいと考えている人におすすめです。
プロバイダーエラーが出た時の対処法は？
PancakeSwapを利用していて、「プロバイダーエラー」が表示された際には、ブラウザーに問題があるかもしれません。
SafariやChromeなどのモバイルブラウザは、PancakeSwapに対応できていないので、TrustWalletでDAppブラウザーを有効にしましょう。
まとめ
PancakeSwap（パンケーキスワップ）は、そもそも仮想通貨をある程度所有している人でないと利用できない取引所なので、初心者向けというよりは、中上級者向けということになります。
ただ、将来性のある草コインに投資をし、何十倍もの利益をあげることができるかもしれませんし、ステーキングを利用して、その年利だけで収益を上げることも可能なので、仮想通貨の恩恵を本気で受けていきたいと考えているのであれば、今後真剣に注目していくべきでしょう。
